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ちょうちん用語集

『提灯工芸』各ページ中の言葉を中心に、提灯にまつわる専門用語を解説いたします。

提灯の種類について

●ビニール提灯
耐久性にすぐれ、雨風に強い提灯。店舗看板、お祭りなどのイベントにおける屋外飾りに適している。地の色に「赤提灯」の赤はもちろん、ピンク、緑などの色を選べるのも魅力。寒い季節にはビニール地が硬くなりやすいので、地を破らないよう、ゆっくり広げてあげる必要がある。
●和紙提灯
竹ひごを組み合わせた筒に障子紙を張った、昔ながらの提灯。和紙のかもしだす風合い、ほのかな色合いには格別なものがある。和紙を張り替えることで、長持ちさせることも可能。有名な産地としては、岐阜、小田原など。
●弓張提灯
時代劇の御用提灯を想い浮かべればわかるとおり、弓のような取っ手がついた、持ち運びに便利な提灯。お祭り・お盆の手持ち提灯に、贈り物に、室内のインテリアにと用途はさまざま。
●席札提灯
結婚式、披露宴などにおいて、ネームプレートの代わりに使用される提灯。引き出物として持ち帰ることもできるので、出席者に喜ばれやすい。

提灯本体について

●火袋
提灯のいわばボディ部分、筒状全体をこう呼ぶ。
●重化(化粧輪)
提灯の上下についている、主に黒色の輪っかのこと。読みは「じゅうけ」。火袋を束ねる役目を果たしている。別称として「化粧輪」の他に、「上輪」「下輪」など。
●弓張提灯
時代劇の御用提灯を想い浮かべればわかるとおり、弓のような取っ手がついた、持ち運びに便利な提灯。お祭り・お盆の手持ち提灯に、贈り物に、室内のインテリアにと用途はさまざま。
●つる
提灯の最上部、重化に取り付けられた半円形の金具のこと。この「つる」をひっかけることで、提灯自体を店頭などに吊るすことができる。「釣り手」「吊り手」ともいう。
●弓
縦に弓状の取っ手のついた提灯のことを弓張り提灯といい、その取っ手のことを弓という。この弓のおかげで、弓張提灯は持ち運びが便利になる。
●くさり
弓張提灯などの火袋の中に通し、提灯全体を安定させるためのもの。上から下までピンと張った状態にしておく必要がある。
●ひるかぎ
弓張提灯の火袋内部に通した「くさり」をひっかけるため、上部の弓に取り付けられたフックのこと。
●上皿
提灯内部に仕込むロウソク用受け皿のこと。現代ではロウソクを使うこと自体が少なくなっているので、飾りとして取り付ける程度になっている。
●ひばし
竹製の棒。丸型提灯の「つる」に通すことで、提灯の持ち運びを自在にするためのもの。お盆などのお迎え提灯に使用される。

提灯の塗りについて

●紅染め
赤提灯を作成する際、赤地の提灯に名入れをするのが「通常仕上げ」。白地の提灯に名入れしたあと、字の回りに白フチを残しながら、全体を赤く塗りあげるのが「紅染め」。紅染めは全体を手で塗りこめるため、塗りムラが若干残りやすい反面、白フチ黒文字がくっきり映えるという利点がある。

提灯の後処理について

●油引き
和紙提灯に防水効果を施すため、火袋全体に油を引くこと。といって提灯が完全に水をはじくようにはならないので、雨の日は提灯を屋外に出さない、どうしても軒先に飾る必要があるときはカバーをかけてあげる、などの手当てが大切。

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